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LIFE

ライフスタイルは、よりシンプルにフォーカスされていく。

利便とは比べられない幸せが、ここにあった。

越してみてわかったことは、都会の暮らしって無駄が多いなってこと。
都心にいた頃は、確かに何でも揃っていて便利だった。
でも山の生活は不便を感じさせないくらいに楽しさに溢れているんだよね。
今までは見上げなきゃ空は見えなかったけど、ここでは自然に空が視界に入ってきて季節でこんなにも色が変わるんだとか、暮らしてみて初めてわかることがたくさんある。
「働いて、食べて、暖かい家がある」それだけで十分なんだよね。
暮らしがよりシンプルにフォーカスされていくのが、
これからのライフスタイルなんだって改めて気づかされた。
人生の集大成として選んだ住まい。窓を眺めて雪が降ったらすぐに滑りに行けちゃうロケーションが山に居を移した理由。そんな環境に似合うウッドデッキと薪ストーブは、ここの暮らしの必需品だね。それとロードヒーティング。思いたったら雪かきしないですぐに山に行きたいもん(笑)

アナログの質感と暮らしやすさ

田舎暮らしって全てがアナログじゃなきゃって風潮もあるけど、僕はそうじゃない。ベースはアナログなんだけど、現代社会の便利なものはちゃんと取り入れた方がいい。その象徴が僕にとっては薪ストーブ。でも将来的に管理できなくなることも考えて、セントラル暖房は取り入れる・・みたいな。
最近の住宅は機密性が高いから、薪ストーブなんて本当はいらない。だけど、薪を割って、火力の管理をしてというアナログな作業を無くしたら、この暮らしの本質がなくなってしまう。だからあえて、住宅の機密を甘くして暖炉の火を灯したんだよね。

本当の贅沢はシンプルな生き方にある。

2階は都心で仕事していた頃とは比べものにならないくらい抜け感のある風景。今ではここを仕事部屋にして、いろんなアイデアを考えているんだ。
そして、特徴的なのは玄関にあるギアラック。スキーとかスポーツ、アウトドア系のアイテムが揃えてあるので、ピックアップして車に乗せたらすぐに出かけられるんだ。この絶好の環境にふさわしいしつらえでしょ(笑)ここはスキーするには、最高のシチュエーション。引っ越しできて「本当の贅沢はシンプルな生き方にある」ってことを実感できたことが、僕にとっての一番の収穫だったね。

PROFILE

河関 憲幸
NORIYUKI KOUZEKI

有限会社クロスワールド代表取締役
こうぜき のりゆき/吉田カバンの専門店「KURA CHIKA」セレクトショップ「Nordic」を運営。1980年〜90年代にファッションとアメリカンヴィンテージの影響を受けた世代で、モノづくりの思いやこだわりを表現する場として、2004年現在のクロスワールドを設立し代表取締役に就任。吉田カバン専門店「KURA CHIKA札幌店」の運営と2011年からはスタンダードでいつまでも色褪せないファッションやギアを中心にセレクトしたショップ「Nordic Pivot」をオープン。2013年には「Nordic円山」をオープン(現在は休業し、再開業に向け準備中)させ、2016年からプライベートと仕事の一貫性を追求し、山の暮らしを始める。

有限会社クロスワールド代表取締役
こうぜき のりゆき/吉田カバンの専門店「KURA CHIKA」セレクトショップ「Nordic」を運営。1980年〜90年代にファッションとアメリカンヴィンテージの影響を受けた世代で、モノづくりの思いやこだわりを表現する場として、2004年現在のクロスワールドを設立し代表取締役に就任。吉田カバン専門店「KURA CHIKA札幌店」の運営と2011年からはスタンダードでいつまでも色褪せないファッションやギアを中心にセレクトしたショップ「Nordic Pivot」をオープン。2013年には「Nordic円山」をオープン(現在は休業し、再開業に向け準備中)させ、2016年からプライベートと仕事の一貫性を追求し、山の暮らしを始める。